【新型コロナ】「何して過ごす?」コロナ禍で外出自粛の中、GWが本格的にスタート

外出自粛の意識が高まる中、始まったゴールデンウイーク。北奥羽地方でも、普段なかなかできない家事や趣味などに時間を使うといった声が多い(写真はコラージュ)
外出自粛の意識が高まる中、始まったゴールデンウイーク。北奥羽地方でも、普段なかなかできない家事や趣味などに時間を使うといった声が多い(写真はコラージュ)
新型コロナウイルスの感染防止のため外出自粛の意識が高まる中、ゴールデンウイーク(GW)が29日、本格的にスタートした。令和への改元に沸いた昨年と打って変わり、北奥羽地方でも多くの人が自宅で過ごすなど異例の大型連休となっている。それでも市民た.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルスの感染防止のため外出自粛の意識が高まる中、ゴールデンウイーク(GW)が29日、本格的にスタートした。令和への改元に沸いた昨年と打って変わり、北奥羽地方でも多くの人が自宅で過ごすなど異例の大型連休となっている。それでも市民たちは、より良い休日にしようと、普段はなかなかできない家事や趣味に時間を使うという声が多い。徐々に広まりつつあるインターネットを介した“オンライン飲み会”のほか、自宅敷地内にテントを張ってアウトドア気分を味わおうとする人もおり、限られた環境の中で楽しさを見いだそうとしている。[br] 「店は休みだし、どこにも行けない。東京に住んでいる子どもも帰省できる状況じゃない」。三戸町の団体職員女性(68)の声のトーンは低い。それでも「普段できていない家事のほかに、布マスクを自作することも考えている。それが一番有効な時間の使い方かな」と苦笑いした。[br] 八戸市武道館で行われているダンス教室に通っているという八戸市売市の80代女性は「今は休館中なので、体がなまらないようにGWもたくさん散歩するつもり」と気力十分。読書もする予定で、「図書館もやっていないから、家にある古い小説を読み返そうと思う」と話した。[br] 七戸町で飲食店を経営する女性(70)は「連休中は休業するので、家の片付けをしようかな。想像以上にいらないものがたまっていそうだし」と張り切る。[br] 広まりつつあるオンライン飲みを考えているのは、八戸市田向の男性会社員(42)。「大学時代の友人たちと久しぶりに旅行を計画していたが、行けなくなってしまったので、画面越しに語らおうと思っている」と前向きだ。[br] 行楽シーズンを迎え、アウトドアへの思いを高める人も多い。むつ市大湊上町の女性会社員(38)は、東通村にある祖母宅の庭を使って家族でキャンプを計画。「子どもたちもずっと家にいてストレスがたまっているので、アウトドアで発散させたい」と意気込む。[br] 二戸市の自営業女性(34)は、自宅の一室にテントを張る“室内キャンプ”を予定。仕事柄、これまで家族での時間がほとんど取れなかったこともあり、寝袋で寝たり、飯ごうでご飯を炊いたりするそうで、「せっかく家族で過ごす時間が増えたのなら楽しくしたい」と笑顔を見せた。外出自粛の意識が高まる中、始まったゴールデンウイーク。北奥羽地方でも、普段なかなかできない家事や趣味などに時間を使うといった声が多い(写真はコラージュ)