【新型コロナ】七戸町が飲食店に10万円支援金 南部町も独自給付へ

外出自粛で人出が減っている七戸町の飲食店街=16日
外出自粛で人出が減っている七戸町の飲食店街=16日
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で地域経済が低迷する中、七戸町は16日、町独自の支援策として、町内の飲食店事業者に現金10万円の給付と、18歳以下の子ども1人当たり1万円の商品券を配布することを明らかにした。町は緊急に経済活動の下支えが必.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で地域経済が低迷する中、七戸町は16日、町独自の支援策として、町内の飲食店事業者に現金10万円の給付と、18歳以下の子ども1人当たり1万円の商品券を配布することを明らかにした。町は緊急に経済活動の下支えが必要と判断し、4月末から5月にかけて給付する方針。一方、南部町も売り上げが減少した町内の飲食店事業者に対し、町独自の支援金を給付する方針を固めた。20日の町議会臨時会で関連経費を盛り込んだ補正予算案を提案する。[br] 七戸町では小又勉町長が、16日に開かれた町議会全員協議会で説明した。2020年度一般会計予算に新型コロナウイルス感染症対策費として、総額4059万円を追加し、9日付で専決処分した。[br] 財源は財政調整基金を活用。町飲食店等支援臨時給付金1千万円、子育て応援商品券事業2623万円を計上。残りは、医療機関などに配布するマスクなどの購入費に当てる。[br] 臨時給付金は外出自粛の影響で打撃を受けている飲食店に対し、1店舗当たり10万円を給付。町内に店舗を持つ個人、法人約100店舗が対象で、一時的に休業している店も対象となる。[br] 商品券は子育て世代の消費喚起を目的に、子ども1人当たり商品券1万円分を配布する。対象は2001年4月2日以降に生まれた子ども約1800人。配布は5月までを予定しているが、商品券の使用期限に合わせて、今年11月30日までに生まれた子どもも追加配布の対象となる。[br] 商品券は、町内の指定された商店、飲食店などで利用できる7千円分と、使用店を問わない3千円分に分ける予定で、地元店の利用を促す狙いもある。[br] 小又町長は「町の景気が落ち込んでいる状況をみて対策を打ち出した。国の補助もあるとは思うが、社会生活になくてはならない飲食店の崩壊などは避けたい」と強調した。[br] 一方、南部町の緊急対策支援は、町内に店舗があり、3、4月の売り上げが前年に比べて大幅に落ち込んだ飲食業者を対象に実施する。上限を設け、売り上げの落ち込み分を穴埋めする形で、具体的な支給額や割合などは20日に公表する。補正予算案が可決され次第、5月上旬にも給付を始めたい考えだ。[br] 工藤祐直町長は「新型ウイルスの影響が特に大きい飲食業や外食産業が事業を継続できるよう、町として支えていきたい」と述べた。外出自粛で人出が減っている七戸町の飲食店街=16日