原因はパイロットのミス 昨年11月の米軍機模擬弾落下

六ケ所村内に落下したのと同型のGBU―12模擬弾
六ケ所村内に落下したのと同型のGBU―12模擬弾
米軍三沢基地所属のF16戦闘機が六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、同基地のクリストファー・ストルービ司令官は13日の記者会見で、原因がパイロットの人的ミスによるものだったと発表した。目標地点を正しく確認せず、誤ったポイントに投下し.....
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 米軍三沢基地所属のF16戦闘機が六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、同基地のクリストファー・ストルービ司令官は13日の記者会見で、原因がパイロットの人的ミスによるものだったと発表した。目標地点を正しく確認せず、誤ったポイントに投下したとしている。今後はパイロットの再教育や再発防止策を講じた上で、近く模擬弾を使用した通常訓練を再開する方針を示した。[br] 米軍などによると、落下したのは中身がコンクリート製のGBU―12模擬弾(重さ約226キロ)。戦闘機7機による昨年11月6日の夜間訓練中、うち1機が同村と三沢市にまたがる三沢対地射爆撃場の西約5キロの民有地に誤投下した。米軍の事故調査委が詳細な原因を調べていた。[br] 13日に同基地で会見したストルービ司令官は、誤投下の要因について▽天候が変わりやすい状況だった▽目標地点に合わせる(パイロットの)技量に過失があった―などを挙げた。パイロットには再教育を実施する他、模擬弾投下の訓練方法を厳しく見直すことなどで再発防止につなげる考え。訓練再開については、1~2週間後とした。[br] 民有地に落下した模擬弾については、これまで2度の掘削作業が行われたものの、大部分が未回収のまま。ストルービ司令官は「事故の発生は大変に遺憾。回収については引き続き、東北防衛局と協力していきたい」と述べるにとどめた。六ケ所村内に落下したのと同型のGBU―12模擬弾