新型コロナで規模縮小、希望胸に 本年度で閉校の千歳中(六ケ所)

新型コロナウイルスの感染防止のため、マスクを着用して卒業式に出席する生徒や保護者=13日、六ケ所村立千歳中
新型コロナウイルスの感染防止のため、マスクを着用して卒業式に出席する生徒や保護者=13日、六ケ所村立千歳中
三沢市や十和田市、六ケ所村など上十三地域の多くの中学校で13日、卒業式が行われた。式典は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を縮小して実施するケースが目立った。このうち、本年度末で閉校する同村立千歳中(長末道夫校長)では、最後の3年.....
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 三沢市や十和田市、六ケ所村など上十三地域の多くの中学校で13日、卒業式が行われた。式典は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を縮小して実施するケースが目立った。このうち、本年度末で閉校する同村立千歳中(長末道夫校長)では、最後の3年生14人が万感の思いを胸に、学びやへ別れを告げた。[br] 同校は倉内小千歳分校を前身に、1952年に小中併置校として誕生。77年には小中が分離し、中学単独校になった。地域の教育拠点だったが、生徒数は年々減少。村立第二中への統合が決まり、本年度で68年間の歴史に幕を下ろすことになった。[br] 式典は在校生や来賓は出席せず、保護者と教職員のみが参加。卒業生もマスクを着用して入場するなど感染防止対策を講じた。[br] 長末校長は生徒に卒業証書を授与した後、「皆さんが最後の卒業生だ。これからは、命を大切にする心、出会いを大切にする心を刻んでほしい」と式辞。生徒は惜別の思いを込めながら、校歌などを歌った。[br] 卒業生の小泉透也さん(15)は「コロナの問題で卒業式ができるかどうか不安だったが、できてうれしかった。最後の卒業生としてやり遂げられたと思う」と胸を張った。新型コロナウイルスの感染防止のため、マスクを着用して卒業式に出席する生徒や保護者=13日、六ケ所村立千歳中