まっしぐら初の「特A」 青天の霹靂は5年連続/19年産米食味ランキング

まっしぐらと青天の霹靂の「特A」獲得を喜ぶ三村申吾知事(左)と高谷清孝農林水産部長=26日、青森県庁
まっしぐらと青天の霹靂の「特A」獲得を喜ぶ三村申吾知事(左)と高谷清孝農林水産部長=26日、青森県庁
日本穀物検定協会(本部・東京)が26日に発表した2019年産米の食味ランキングで、青森県産米の主力品種「まっしぐら」が、市場デビューした06年以来初となる5段階の最高評価「特A」を獲得した。栽培期間の天候が良く、作柄が優れていたことが主な要.....
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 日本穀物検定協会(本部・東京)が26日に発表した2019年産米の食味ランキングで、青森県産米の主力品種「まっしぐら」が、市場デビューした06年以来初となる5段階の最高評価「特A」を獲得した。栽培期間の天候が良く、作柄が優れていたことが主な要因で、前年産の「A’」から2つランクを上げた。県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」は5年連続の特Aで、参考品種の14年産を含めると6年連続。「つがるロマン」(津軽地区)は16年連続の「A」だった。県によると、県産米2銘柄が特Aを獲得するのは初めて。[br] 同ランキングでは、コメの外観や味、粘りなど6項目を評価してランクが付けられる。全国155銘柄(前年産比1銘柄増)のうち、特Aは約3割に上る54銘柄(1減)が取得。ランクが一つ下のAは73銘柄(6増)、さらにランクを一つ下げたA’は28銘柄(4減)だった。[br] まっしぐらが初めて特A評価を受けたことについて、三村申吾知事は「県南でもいいコメができるという結果が出て本当にうれしい。まっしぐらの認知度向上につなげていきたい」と販路拡大へ意欲を示した。また、同じく特Aの青天の霹靂については「生産者と生産指導プロジェクトチームが一体となって良食味、高品質生産をぶれることなく進めてきた成果だ」と強調した。[br] 19年産の県産米は、栽培期間を通じて気温と日照時間が平年を上回る好条件に恵まれた。10アール当たりの収量(単収)は統計開始年の1953年以降、最高の627キロ(前年比31キロ増)で、平年の単収を「100」とする作況指数は全国トップの106だった。[br] 県は今後、県産米のPRに力を入れていくほか、コメのさらなる高品質化に向けて、刈り取り適期マップなどの実用化や初期生育に特化したマニュアルの作成などを進める。[br] 岩手県は、「銀河のしずく」(県中地区)「ひとめぼれ」(同)が2年連続で特A、「いわてっこ」(県北地区)、「あきたこまち」(県中地区)などがAだった。まっしぐらと青天の霹靂の「特A」獲得を喜ぶ三村申吾知事(左)と高谷清孝農林水産部長=26日、青森県庁