岩手県北9市町村「北岩手循環共生圏」結成

北岩手循環共生圏を結成した9市町村の首長ら=18日、久慈市
北岩手循環共生圏を結成した9市町村の首長ら=18日、久慈市
2050年までの二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを共同宣言した岩手県北地方の9市町村が18日、新たな枠組みとなる「北岩手循環共生圏」を結成した。脱炭素社会実現と経済活性化の両立を目指し、連携。互いに資源を補完し合いながら活力を高め、将来も.....
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 2050年までの二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを共同宣言した岩手県北地方の9市町村が18日、新たな枠組みとなる「北岩手循環共生圏」を結成した。脱炭素社会実現と経済活性化の両立を目指し、連携。互いに資源を補完し合いながら活力を高め、将来も持続可能な地域を構築する。[br] 構成するのは久慈、二戸、葛巻、普代、軽米、野田、九戸、洋野、一戸の9市町村。昨年2月に再生可能エネルギーを電力として横浜市に供給する協定を締結、同12月にCO2実質ゼロを共同宣言した。[br] 国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)を踏まえ、環境省が提唱する地域循環共生圏に呼応した動き。今後、9市町村は連携して再エネ拡大を図りつつ、横浜市と人や物、資金の交流を活発化させる。同省が活動を支援する。[br] 同日は久慈グランドホテルで結成式を行い、全国から関係者300人以上が出席。遠藤譲一久慈市長が「SDGsと地域共生圏の理念に基づき行政、民間、住民が一体となって進めたい」とあいさつした。[br] 小泉進次郎環境相もビデオメッセージで登場し、「環境問題では1人の100歩よりも、100人の1歩が大事だと思う。皆さんの取り組みは本当にうれしい」と呼び掛けた。[br] 会場では、地域新電力の御所野縄文電力(一戸町)が4月から、再エネ電力を横浜市内の飲食店と一般家庭に供給すると発表。電力受給式も行った。  北岩手循環共生圏を結成した9市町村の首長ら=18日、久慈市