八戸の看護師・小田かほるさんが著書「母への手紙」自費出版

「自分の母の存在の大切さを感じてほしい」と著書をPRする小田かほるさん
「自分の母の存在の大切さを感じてほしい」と著書をPRする小田かほるさん
八戸市在住の看護師小田かほるさん(59)が、2016年に他界した母親への思いをつづった著書「母への手紙」を自費出版した。認知症を患った母親を介護する中で、忘れられない出来事などを短文25編にまとめた。小田さんは「介護で苦労している人の励みに.....
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 八戸市在住の看護師小田かほるさん(59)が、2016年に他界した母親への思いをつづった著書「母への手紙」を自費出版した。認知症を患った母親を介護する中で、忘れられない出来事などを短文25編にまとめた。小田さんは「介護で苦労している人の励みになれば」と話している。[br] 小田さんは職業柄、夜勤など不規則で多忙な勤務をこなす中、1年6カ月にわたり母親を介護してきた。時にはストレスなどから、きつい口調で接し、後悔することもあったという。[br] 収録した短文は、母親が亡くなってからしたためたもの。全ての作品に小田さんが描いた挿絵が添えられており、ぬくもりのあるタッチが人柄を感じさせる。[br] 17年11月、本紙こだま欄に「大好きな母へ」と題した文章を投稿した。「母への『ごめんなさい』と『ありがとう』という気持ちを短い手紙にして、本を出したい」と記していた。念願がかない、小田さんは「ほっとしたと同時に、本にまとめることで母の存在がいかに大きかったかを改めて実感した」と話す。[br] 「母への手紙」はA5版で全38ページ。価格は税込み1100円。市内の主要書店で販売中。「自分の母の存在の大切さを感じてほしい」と著書をPRする小田かほるさん