青森―天津線、夏季再開は白紙に 奥凱航空、感染拡大で集客見込めず

2019年3月から運休している青森空港発着の国際定期便、中国・天津線について、路線を開設している奥凱(オーケー)航空(北京市)が夏季スケジュール(3月29日~10月24日)での再開を見送ったことが14日、関係者への取材で分かった。新型コロナ.....
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 2019年3月から運休している青森空港発着の国際定期便、中国・天津線について、路線を開設している奥凱(オーケー)航空(北京市)が夏季スケジュール(3月29日~10月24日)での再開を見送ったことが14日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で集客が見込めないためで、チャーター便も含め予定は白紙という。青森―中国・南京線の開設を目指していた上海吉祥(きっしょう)航空(上海市)も夏季の定期便就航を見送っており、中国路線の活性化は見通しが立たない状態だ。[br] 奥凱航空は昨年、天津―札幌(新千歳)線を開設し、青森と新千歳の両空港に発着地を分けた周遊ツアーの造成を計画。札幌線は11月に就航したが、今年に入ってウイルス感染拡大による需要減で運休に追い込まれた。[br] 同航空の日本代表事務所「インターアビエーション・ジャパン」(東京)の担当者によると、同航空は東京、関西などの主要空港は路線を維持しているが、「個人ではなく団体旅行が中心となる地方空港の路線は厳しい状況」だという。[br] 青森―天津線も中国からの団体旅行が集客の柱。今後の展望について、「ウイルスの感染拡大が終息し、中国政府が海外への団体旅行禁止を解除すれば再開の可能性はある。奥凱側は夏季より冬季の需要を見込んでいる」と述べた。