「機器導入費用下げて」スマート農業推進で課題も 十和田で検討会

スマート農業の推進に向け、課題を探った検討会=13日、十和田市役所
スマート農業の推進に向け、課題を探った検討会=13日、十和田市役所
ロボットや情報通信の技術を活用し、省力化や高品質生産を目指すスマート農業の推進に向け、十和田市は13日、市役所で第1回検討会を開いた。既に自動操舵(そうだ)トラクターや小型無人機ドローンを利用している農業者からは「位置情報取得のため、携帯電.....
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 ロボットや情報通信の技術を活用し、省力化や高品質生産を目指すスマート農業の推進に向け、十和田市は13日、市役所で第1回検討会を開いた。既に自動操舵(そうだ)トラクターや小型無人機ドローンを利用している農業者からは「位置情報取得のため、携帯電話の電波を良くしてほしい」「機器を導入するコストを下げてもらいたい」などの声が上がり、普及に向けた課題が浮き彫りとなった。[br] 検討会には、行政や農機メーカー、農業者など約30人が参加した。[br] 上北地域県民局の担当者は、管内の自動操舵トラクターの導入状況について、20経営体で26台あると報告。ナガイモやゴボウは植え付ける溝掘り作業、ニンニク栽培では地表面をビニールで覆うマルチ張りでそれぞれ活用されている事例を紹介した。[br] スマート農業の機械導入による効果について、農業者は「熟練者でなくても正確な作業ができる」「操作する人の疲労が軽減され、事故防止につながる」「夜間の作業が可能となった」などと強調した。[br] 第2回検討会は今夏に開催予定。市は「問題点や改善点を探り、行政として何ができるかを考えたい」としている。スマート農業の推進に向け、課題を探った検討会=13日、十和田市役所