光星大敗、頂点逃す 投打に課題 選手の奮起促す

ベスト8だった今夏の経験者を多く擁した光星が、大敗で2年ぶりの頂点を逃した。投打に課題が残る試合内容に、仲井宗基監督は「春、夏と負けた悔しさをバネにできていない。勝負にならなかった。自分たちで勝手にこけてしまった」と厳しい表情を浮かべた。 .....
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 ベスト8だった今夏の経験者を多く擁した光星が、大敗で2年ぶりの頂点を逃した。投打に課題が残る試合内容に、仲井宗基監督は「春、夏と負けた悔しさをバネにできていない。勝負にならなかった。自分たちで勝手にこけてしまった」と厳しい表情を浮かべた。  先発を託された背番号1がいきなり破綻した。佐藤駿は2四球、3暴投と制球が安定せず、3点を与えた。打線はすぐに取り返したものの、その後の拮抗(きっこう)した状況でマウンドに上がった投手陣が踏ん張れず、四、七、八回と失点。5投手で計11四死球は致命的だった。  打線はチャンスがなかったわけではない。二回以降、五、六、八回を除くイニングで先頭打者を出塁させた。2点をリードされた後の四回は、先頭の新井勝貴が二塁打を放ち、反撃のきっかけをつかんだが、後続が捕邪飛、右飛、三ゴロと凡退。七回も1死二、三塁の好機を逃すなど、拙攻を繰り返した。  初回に同点打を放った新井勝徳は「フライを上げすぎた。走者が出ても、進めなければ意味がない」と反省。先頭で出塁した北條裕之も「気持ちが前に出すぎて、好機で打てなかった」と肩を落とした。  センバツが懸かる東北大会まで約2週間。仲井監督は「心の成長がないと力を最大限に発揮できない。時間は短いが、厳しさを持って取り組む」と話し、選手への奮起を促した。 [right]2013年 秋季県大会決勝 光星 VS 青森山田 [/right]