広島など3道県で宣言期間始まる 飲食店休業、営業の百貨店も

 人通りの少ない広島市中心部の繁華街=16日午後7時37分
 人通りの少ない広島市中心部の繁華街=16日午後7時37分
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の期間が16日、北海道、岡山、広島の3道県で始まった。繁華街では酒類を提供する多くの飲食店が休業。直前の要請に対応が間に合わず、通常営業となった百貨店もあった。期間は31日まで。対象は東京、愛知、京都、大.....
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 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の期間が16日、北海道、岡山、広島の3道県で始まった。繁華街では酒類を提供する多くの飲食店が休業。直前の要請に対応が間に合わず、通常営業となった百貨店もあった。期間は31日まで。対象は東京、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡を合わせて9都道府県となった。17日からは東京と大阪の高齢者向けワクチン大規模接種センターの予約受け付けが始まる。[br][br] 群馬、石川、熊本の3県では16日、まん延防止等重点措置の期間が始まった。6月13日まで。対象は10県に拡大した。[br][br] 岡山県と広島県は全域で酒類を提供する飲食店に休業を要請。大型商業施設には時短営業や土日休業などを求めた。北海道での飲食店への休業要請は小樽市、旭川市、札幌市とその周辺の7市町村が対象。それ以外の地域は午後8時までの時短営業を求めている。札幌市などでは土日に床面積千平方メートル超の大型商業施設にも休業を求める。[br][br] 16日は日曜日だったが、要請内容が15日に決まった北海道と広島県では通常通り営業する商業施設が目立った。札幌市中央区の大丸札幌店は全館で営業した。担当者は「営業が認められる『生活必需品』が何を指すのか情報不足で、準備が間に合わなかった」と戸惑っていた。[br][br] 広島県は準備期間を考慮し19日までに要請に応じれば協力金の支給対象とした。広島市内の複数の百貨店はほぼ通常営業。福屋八丁堀本店の担当者は「今すぐ休業というわけにはいかない」と困惑した様子だった。[br][br] 岡山県は14日に要請内容を決定。岡山市内の百貨店は16日、食料品などの一部の売り場を除いて休業し、普段より客は多くなかった。市中心部の人通りもまばらだった。[br][br] NTTドコモがまとめた16日午後3時時点の人出によると、北海道、岡山、広島の3道県は計9地点全てで減少した。感染拡大前(昨年1月18日~2月14日)の休日平均と比べて岡山駅が46・9%減で、9日からは9・7ポイント下がった。札幌駅は8・7ポイント、広島駅は7・4ポイントそれぞれ低下した。 人通りの少ない広島市中心部の繁華街=16日午後7時37分