100歳女性、コロナ回復 「必ず治ると信じて」陽性者らにエール

 取材に応じる伊東綾子さん=11日午後、大津市
 取材に応じる伊東綾子さん=11日午後、大津市
100歳で新型コロナウイルスに感染して1月に入院し、1カ月ほどで回復、退院した大津市の伊東綾子さんが11日、市内で取材に応じた。一時は酸素投与が必要な中等症まで悪化したという。「治療中は医師を信頼し、自分に打ち勝つことが大事。感染しても必ず.....
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 100歳で新型コロナウイルスに感染して1月に入院し、1カ月ほどで回復、退院した大津市の伊東綾子さんが11日、市内で取材に応じた。一時は酸素投与が必要な中等症まで悪化したという。「治療中は医師を信頼し、自分に打ち勝つことが大事。感染しても必ず治ると信じて」と陽性者らにエールを送った。[br][br] 1920(大正9)年6月生まれの伊東さんは健康に自信があり、100歳になっても座った状態で両脚を上げる「V字バランス」ができるほどで「まさか自分がかかると思っていなかった」という。100年の人生で1カ月に及ぶ入院は初めてだった。[br][br] 1月10日にPCR検査で陽性が判明し、翌11日に滋賀県近江八幡市の市立総合医療センターに入院。最初は軽いせきが出る程度だったが、入院3日目ごろに発熱し、一時は38度台まで上がり、酸素投与が必要になった。[br][br] ただ治療は、酸素投与の状態であることを忘れる時もあるぐらい「苦ではなかった」という。酸素投与は約2週間で終わり、川柳を詠むなどのリハビリに取り組み、2月5日に退院した。[br][br] 詠んだ川柳を担当医が「面白がってくれた」のも励みとなり「素晴らしい先生のおかげで元気になれた。先生を信頼するのが第一」と振り返る。[br][br] パスポートの期限は102歳まであるという伊東さん。「世界遺産など見たいものがたくさんある。コロナが収まったら海外に旅行に行きたい」と語った。 取材に応じる伊東綾子さん=11日午後、大津市