【レスリング五輪最終予選】勝利目前に逆転負け 力不足嘆く高橋昭

悲願の五輪切符を目前にしていただけに、無念さがにじんだ。男子グレコローマンスタイル67キロ級の高橋昭は準決勝でウクライナ選手に逆転負け。マット上で手を膝についてうなだれ「試合運びがまだまだ駄目だった。相手が一枚上手だった」と力不足を嘆いた。.....
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 悲願の五輪切符を目前にしていただけに、無念さがにじんだ。男子グレコローマンスタイル67キロ級の高橋昭は準決勝でウクライナ選手に逆転負け。マット上で手を膝についてうなだれ「試合運びがまだまだ駄目だった。相手が一枚上手だった」と力不足を嘆いた。[br][br] 初戦敗退した4月のアジア予選から自信を持つ投げ技に磨きをかけてきた。初戦、2回戦では効果的に繰り出す。準決勝でも決め、3―1で折り返したが、得意技が一転、命取りになった。後半開始30秒ほどで「自分が横着して投げにいってつぶされた」。バランスを崩したところを倒されて逆転を許し、一気に突き放された。[br][br] 26歳のレスラーは今年に入って警視庁を退職。実家の精肉店を所属先にして拠点の日体大で練習に専念してきた。予選突破に全てを懸け、家族やコーチの支えに結果で恩返しするつもりだった。最後の好機も努力は報われず「今はちょっと苦しい」と声を震わせた。(共同)