対ナチス・ドイツ戦勝パレードで軍備誇示/ロシア

 9日、ロシア・ウラジオストクの軍事パレードで公開された地対空ミサイル「S400」(共同)
 9日、ロシア・ウラジオストクの軍事パレードで公開された地対空ミサイル「S400」(共同)
【ウラジオストク共同】ロシアは9日、第2次大戦の対ナチス・ドイツ戦勝76周年の記念日を迎え、実効支配する北方領土や極東各地で軍事パレードが行われた。対米関係が悪化する中、プーチン政権は軍備増強を誇示するとともに、国民の結束を訴え愛国心を鼓舞.....
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 【ウラジオストク共同】ロシアは9日、第2次大戦の対ナチス・ドイツ戦勝76周年の記念日を迎え、実効支配する北方領土や極東各地で軍事パレードが行われた。対米関係が悪化する中、プーチン政権は軍備増強を誇示するとともに、国民の結束を訴え愛国心を鼓舞する狙いだ。[br][br] 昨年のパレードは新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的に6月に延期され、北方領土では中止された。例年行われる戦没者らの写真を掲げる市民の行進「不滅の連隊」は感染防止のため今年もオンラインで実施。[br][br] 太平洋艦隊が司令部を置く極東ウラジオストクでは将兵ら約1600人が参加、極東各地に配備している地対空ミサイル「S400」や、択捉島に配備している地対艦ミサイル「バスチオン」、歩兵戦闘車「BMP3」が目抜き通りを行進。孫と沿道に来ていたワレンチナさん(61)は「軍人は国を守る最も尊敬すべき職業だ」と称賛した。[br][br] 択捉島や国後島でもパレードや軍備の展示が行われた。北方領土では第2次大戦終結の日として重視する9月3日にも対日戦勝記念の式典が行われる。 9日、ロシア・ウラジオストクの軍事パレードで公開された地対空ミサイル「S400」(共同)