二戸市が「宝の案内板」リニューアル 斗米地区は巨木モチーフに

斗米地区で宝の案内板のリニューアルを手掛けた和山忠吉さん(左)と妻千枝さん
斗米地区で宝の案内板のリニューアルを手掛けた和山忠吉さん(左)と妻千枝さん
二戸市は市内各地区の見どころを紹介するために設置している「宝の案内板」を、2019~20年度にリニューアルした。このうち、同市斗米地区の案内板は、巨木をモチーフにした特徴的なデザインで注目を集めている。岩手県雫石町の「おりつめ木工」代表で、.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 二戸市は市内各地区の見どころを紹介するために設置している「宝の案内板」を、2019~20年度にリニューアルした。このうち、同市斗米地区の案内板は、巨木をモチーフにした特徴的なデザインで注目を集めている。岩手県雫石町の「おりつめ木工」代表で、同市出身の木工作家・和山忠吉さんが制作を手掛けた。[br][br] 市は1994~00年度に、市内8地区に案内板を設置。市民が地元の宝として誇りとする、自然や産業、歴史、文化などの見どころを表示している。今回は老朽化が進んだ6地区の案内板を修繕し、うち4地区を和山さんが担当した。[br][br] 斗米地区の案内板は県道二戸田子線沿いにあり、3月に全面改修を終えた。高さ約2・5メートル、幅約5メートル。「寺久保の逆さイチョウ」「虻沼牧場のアメリカスズカケノキ」といった、地区内に多く存在する巨木を紹介している。市内に生育する13種類の木の葉も彫刻で表現し、同市福岡方面から見ると春の新緑、反対側から見ると秋の紅葉に見えるように色を塗り分けた。[br][br] 和山さんは「環境に配慮し、素材に無垢(むく)の木材を使った。リニューアルした案内板を通じ、自然の豊かさなど、二戸ならではの地域の魅力を改めて知ってもらいたい」と話していた。斗米地区で宝の案内板のリニューアルを手掛けた和山忠吉さん(左)と妻千枝さん