コロンビア、増税抗議デモで多くの死傷者

 3日、コロンビア西部カリで、政府の税制改革法案に抗議して警官隊と衝突するデモ参加者ら(AP=共同)
 3日、コロンビア西部カリで、政府の税制改革法案に抗議して警官隊と衝突するデモ参加者ら(AP=共同)
【サンパウロ共同】南米コロンビアで、ドゥケ政権が議会に提出した増税につながる税制改革法案に抗議するデモが連日各地で開かれ、3日までに治安当局との衝突などで19人が死亡、800人以上が負傷した。同国メディアが報じた。非政府組織(NGO)による.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 【サンパウロ共同】南米コロンビアで、ドゥケ政権が議会に提出した増税につながる税制改革法案に抗議するデモが連日各地で開かれ、3日までに治安当局との衝突などで19人が死亡、800人以上が負傷した。同国メディアが報じた。非政府組織(NGO)によると、死者はもっと多いとの情報もある。[br][br] 法案は新型コロナウイルス流行で打撃を受けた財政の健全化を図り、貧困層支援のために消費税などを引き上げる内容で、新型コロナの影響で生活が苦しくなっている市民の大きな反発を招いた。ドゥケ大統領は2日、法案撤回を発表した。[br][br] デモは4月28日から連日各地で行われ、西部カリなどでは参加者が一部暴徒化、建物やバスに放火するなどした。混乱を受け、5月3日にカラスキジャ財務・公債相が辞任。ドゥケ氏は後任にレストレポ商業・産業・観光相を任命した。 3日、コロンビア西部カリで、政府の税制改革法案に抗議して警官隊と衝突するデモ参加者ら(AP=共同)