東北ファームG(三沢)がノースランド買収 鳥インフル対策で生産拠点分散

三沢市の採卵養鶏業・東北ファームグループは30日、階上町のノースランドの全株式を取得し、完全子会社化することを明らかにした。同市に集約されている生産拠点の分散を図り、鳥インフルエンザの発生時などでも事業を継続できるよう基盤を強化する。 ノー.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 三沢市の採卵養鶏業・東北ファームグループは30日、階上町のノースランドの全株式を取得し、完全子会社化することを明らかにした。同市に集約されている生産拠点の分散を図り、鳥インフルエンザの発生時などでも事業を継続できるよう基盤を強化する。[br][br] ノースランドは同町で採卵養鶏業を手掛ける青森ポートリーのグループ会社。4月20日付で、東北ファームグループのヤマモトファーム(同市、山本高久社長)がノースランドの全株式を取得した。株式の取得に必要な資金1億7千万円は商工中金八戸支店から融資を受けた。[br][br] ブランド鶏卵「味乙女(あじおとめ)」などを生産・販売する東北ファームグループは、同市で約150万羽を飼育。子会社化により、農場は三沢と階上の2カ所となった。飼育羽数は約180万羽に増え、鶏卵の年間売上高は約60億円となる見込み。[br][br] 同グループは、鳥インフルエンザの発生など緊急時のBCP(事業継続計画)対策のほか、仕入れなどでもスケールメリットを生かし、体制強化を図る方針。