【西目屋村官製談合】贈賄の会社代表に有罪判決/青森地裁

西目屋村が発注したパソコンや児童用タブレット端末購入の指名競争入札を巡り、前村長の関和典被告(54)と共謀したとして、贈賄、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた青森市のソフトウエア販売会社「よつば」代表の土岐恒純被告(53)の判決公判が30.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 西目屋村が発注したパソコンや児童用タブレット端末購入の指名競争入札を巡り、前村長の関和典被告(54)と共謀したとして、贈賄、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた青森市のソフトウエア販売会社「よつば」代表の土岐恒純被告(53)の判決公判が30日、青森地裁であった。寺尾亮裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。[br][br] 寺尾裁判官は判決理由で、よつばが継続的に受注して利益を上げるために関被告に賄賂を供与したことは「利欲的な動機に基づく犯行で酌量の余地はない」と指摘。[br][br] 一方、よつばが同村などの入札で指名停止処分を受けたことや、土岐被告が起訴内容を認めて反省していることなどを踏まえ、執行猶予付き判決とした。[br][br] 判決によると、土岐被告は2018年3~5月までの間に、同村発注の各種契約で、よつばが受注できるように便宜を図ってもらうことなどの目的で賄賂を渡すことを関被告と合意。その後、10回にわたって現金計205万円を供与した。[br][br] また、19年の西目屋村小の教職員用パソコンや、20年の同小児童用タブレット端末の指名競争入札で、関被告に特定の業者を指名させてよつばに落札させた。[br][br] 判決後、土岐被告の担当弁護士は取材に対し、控訴しない意向を示した。