二戸の高村さん、被災地・大槌へ花の苗400本贈る

大槌町へ色鮮やかなパンジーとビオラの苗を贈った高村英世さん(左)と妻民子さん
大槌町へ色鮮やかなパンジーとビオラの苗を贈った高村英世さん(左)と妻民子さん
二戸市の農業高村英世さん(80)は23日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の町民を励まそうと、同町の市民団体「おおちゃん花くらぶ」(阿部智子代表)に自ら育てたパンジーとビオラの苗約400本を贈った。活動は市と協力して201.....
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 二戸市の農業高村英世さん(80)は23日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の町民を励まそうと、同町の市民団体「おおちゃん花くらぶ」(阿部智子代表)に自ら育てたパンジーとビオラの苗約400本を贈った。活動は市と協力して2014年から続けており、今年で8回目となる。[br][br] 子どもの頃に夢中になって見た、故井上ひさしさん原作のテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる島がある同町に、親しみを持っていたという高村さん。震災後は、「自分にとって夢の国のようなイメージがあった大槌の人に、少しでも元気になってほしい」と、復興支援の思いを込めて花を贈り続けてきた。[br][br] 震災から10年目となる今年。「大槌の復興は進んだが、今も町民は、震災で多くの人が犠牲になった悲しみを胸に生きている。これからも花を贈り、心を癒やすことができればと思う」と話していた。[br][br] 妻民子さん(77)、市職員と共に同町へ車で向かい、阿部代表に色とりどりの花の苗を届けた。町内の国道45号沿いの花壇に植えられる予定。大槌町へ色鮮やかなパンジーとビオラの苗を贈った高村英世さん(左)と妻民子さん