【マルシェ情報局】種類豊富な春の風物詩 山菜

市場に続々と入荷される山菜=23日
市場に続々と入荷される山菜=23日
ほのかな苦味とともに、ほんのりと広がる甘味。ついつい何度も箸が伸びてしまうのが、山の幸の代表格でもある山菜。ワラビやウド、ウルイなど種類は豊富で、さまざまな味と食感を楽しめる春の風物詩でもある。 八戸市中央卸売市場では、主に青森、岩手両県産.....
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 ほのかな苦味とともに、ほんのりと広がる甘味。ついつい何度も箸が伸びてしまうのが、山の幸の代表格でもある山菜。ワラビやウド、ウルイなど種類は豊富で、さまざまな味と食感を楽しめる春の風物詩でもある。[br][br] 八戸市中央卸売市場では、主に青森、岩手両県産を取り扱う。今年は山間部の雪解けが早く、気温も高く推移していることもあり、全体的に平年より10日ほど入荷が早いといい、3月下旬にフキノトウの入荷がスタートした。[br][br] その後は、行者ニンニク、タラの芽、コゴミと、おなじみのラインアップが市場に続々と登場。23日には、新たにワラビやフキがお目見えし、市場内では競り人と業者の活発な声が響いていた。[br][br] 競りに参加した小売業者の男性(58)は「個人的には、桜より山菜の方が春の訪れを感じる」という。「年を取るほどに、苦味がおいしいと思ってきた。天ぷらもいいし、湯がいてマヨネーズで食べるのも好きなんだよな」と笑みを浮かべた。[br][br] 山菜の競りを担当した八戸中央青果の立花裕希さんは「冬場にもハウス栽培の山菜が入荷されるが、天然は香りと味が全然違う。今ならではの食材をぜひ楽しんでみてほしい」と太鼓判を押した。市場に続々と入荷される山菜=23日