アップル、米で46兆円投資 5年で2万人新規雇用

 アップルが米テキサス州で建設を進める新社屋のイメージ(同社提供・共同)
 アップルが米テキサス州で建設を進める新社屋のイメージ(同社提供・共同)
【ニューヨーク共同】米アップルは26日、今後5年間に米国内で4300億ドル(約46兆円)超を投資し、2万人を新たに雇用すると発表した。次世代半導体や第5世代(5G)移動通信システム関連の開発を強化する。アップルなどの巨大ITが独占的な支配力.....
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 【ニューヨーク共同】米アップルは26日、今後5年間に米国内で4300億ドル(約46兆円)超を投資し、2万人を新たに雇用すると発表した。次世代半導体や第5世代(5G)移動通信システム関連の開発を強化する。アップルなどの巨大ITが独占的な支配力を享受しているとの批判が出る中、新型コロナウイルス禍からの米経済回復に貢献する姿勢をアピールする狙いがありそうだ。[br][br] アップルは2018年に向こう5年間で3500億ドルを投資する計画を掲げていたが、目標を既に上回っているとして投資額を上積みする。クック最高経営責任者(CEO)は「回復と復興が進んでいるこの時期に、米国での技術開発と製造に粘り強く取り組む」とコメントした。[br][br] 南部ノースカロライナ州に10億ドル超を投資して新たな社屋を設立し、人工知能(AI)や機械学習などに携わる少なくとも3千人の雇用を創出。ほかに次世代半導体や5G移動通信システム関連の開発、データセンターの設置、動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」の番組制作などを進める。[br][br] 西部カリフォルニア州サンディエゴの従業員を26年までに5千人以上に拡大するほか、西部コロラド州や東部マサチューセッツ州、西部ワシントン州などでも雇用を増やす。南部テキサス州で建設中の大規模な新社屋は22年に稼働する予定だ。[br][br] アップル以外の巨大ITも米国内での新規投資や拠点開発、採用増を進めている。グーグルは今年3月、南部サウスカロライナ州のデータセンターなどに対する70億ドル超の投資を発表した。アマゾン・コムも南部バージニア州に第2本社を建設しており、今後10年間で2万5千人を雇用し、25億ドルを投資する方針だ。 アップルが米テキサス州で建設を進める新社屋のイメージ(同社提供・共同)