「郷土史三沢」第17号を発行 三沢郷土史研究会、市長に報告

小桧山吉紀市長(前列右)に郷土史三沢第17号を手渡した小比類巻滿会長(前列左)
小桧山吉紀市長(前列右)に郷土史三沢第17号を手渡した小比類巻滿会長(前列左)
三沢郷土史研究会(小比類巻滿会長)は研究誌「郷土史三沢」第17号を発行した。大正時代の上北郡に関する特別寄稿、終戦前後の体験などをまとめた会員4人の寄稿文を掲載し、さまざまな観点から郷土の歴史に触れられる内容となっている。小比類巻会長は「一.....
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 三沢郷土史研究会(小比類巻滿会長)は研究誌「郷土史三沢」第17号を発行した。大正時代の上北郡に関する特別寄稿、終戦前後の体験などをまとめた会員4人の寄稿文を掲載し、さまざまな観点から郷土の歴史に触れられる内容となっている。小比類巻会長は「一人一人の研究の成果を見てほしい」とアピールしている。[br][br] 同会は毎年、会員からの寄稿などを基に研究誌を編集・発行している。第17号は3月25日付で発行した。[br][br] 大正時代の産業に関する特別寄稿は、2019、20年に発行した15、16号に続いて、大正末期の資料をまとめた「上北新誌」(1927年)の内容を研究したもの。当時の畜産業や水産業、商工業の様子などを紹介。25(大正14)年の三沢は、農業や林業よりも、畜産業や水産業が大きな比重を占めていた―と説明している。[br][br] 会員寄稿は、馬場操副会長が終戦前後に経験した米兵との出来事の回想など4編を収録。このほか、会員4人による三沢の方言に関する共同研究を掲載している。[br][br] 小比類巻会長ら会員4人が12日、三沢市役所に小桧山吉紀市長を訪ね、発行を報告し第17号を寄贈。小比類巻会長は「新型コロナウイルスの影響で研究活動が思うようにできなかったが、これからも頑張りたい」と抱負を述べた。[br][br] 小桧山市長は「先人の三沢に対する思いを感じ取りたい。これからも健康に留意しながら研究に尽力していただければうれしい」と4人を激励し、発行の継続を願った。[br][br] 発行部数は350部。頒価は一部千円(税込み)。購入希望や問い合わせは、三沢郷土史研究会事務局=電話0176(54)2583=へ。同会は会員を常時募集している。小桧山吉紀市長(前列右)に郷土史三沢第17号を手渡した小比類巻滿会長(前列左)