十和田湖遊覧船、今季の運航スタート

地域住民に見送られ運航を開始した十和田湖遊覧船=17日、十和田市
地域住民に見送られ運航を開始した十和田湖遊覧船=17日、十和田市
十和田観光電鉄(佐藤行洋代表)が運航する十和田湖遊覧船が17日、今季の営業を開始した。同社によると、2020年の利用者数は、新型コロナウイルスの感染拡大で、4万102人と前年比36・9%に落ち込んだ。4月の運航スタートは2年ぶり。新型コロナ.....
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 十和田観光電鉄(佐藤行洋代表)が運航する十和田湖遊覧船が17日、今季の営業を開始した。同社によると、2020年の利用者数は、新型コロナウイルスの感染拡大で、4万102人と前年比36・9%に落ち込んだ。4月の運航スタートは2年ぶり。新型コロナの影響は依然として続くが、感染防止対策を強化しながら、利用者数の回復を図り、湖畔観光をもり立てたい考えだ。[br][br] 運航を始めたのは休屋発着航路で、29日からは休屋―子ノ口航路も開始する予定。この日は例年行うセレモニーは実施しなかったが、地域住民らが桟橋から旗を振って、第1便の出航を見送った。[br][br] 佐藤代表は取材に、「今年も厳しいというのが本音だが、今月から始まった(JRなどの)東北デスティネーションキャンペーンへの期待もある」と語った。一方、今後の感染状況次第では、運航休止も検討するという。[br][br] 遊覧船は昨年、新型コロナで運航開始のめどが立たず、予定より2カ月半遅れの7月に開始した。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の需要を取り込むため、11月初旬までの運航期間を1カ月弱延長したが、利用者は19年の10万8788人から7万人近く減り、大きな打撃を受けた。[br][br] 佐藤代表によると、現時点で5月に約3500人分の団体予約が入っているものの、宮城県や東京などへの「まん延防止等重点措置」の適用をきっかけに、修学旅行など約700人分のキャンセルが入ったという。[br][br] 今季の運航は11月8日まで。[br] 地域住民に見送られ運航を開始した十和田湖遊覧船=17日、十和田市