新作の魅力、館長自ら解説/十和田市現代美術館

名和晃平さんの「PixCell―Deer#52」を解説する鷲田めるろ館長
名和晃平さんの「PixCell―Deer#52」を解説する鷲田めるろ館長
十和田市現代美術館は10日、新たな2作品の公開が始まったことを記念し、鷲田めるろ館長によるギャラリートークを開いた。参加した市民8人が、2作品の解説を聞きながら鑑賞し、作品の魅力や作家の思いに触れた。 同館は、アートによる市のまちづくりプロ.....
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 十和田市現代美術館は10日、新たな2作品の公開が始まったことを記念し、鷲田めるろ館長によるギャラリートークを開いた。参加した市民8人が、2作品の解説を聞きながら鑑賞し、作品の魅力や作家の思いに触れた。[br][br] 同館は、アートによる市のまちづくりプロジェクト「アーツ・トワダ」の10周年記念事業として、初めて常設作品の一部を刷新。美術家塩田千春さんの「水の記憶」が従来の常設作品と入れ替えで新設され、彫刻家名和晃平さんの「PixCell―Deer#52」が期間限定の寄託作品として、いずれも1日から一般公開されている。[br][br] ギャラリートークは鷲田館長が昨年4月に就任して以来初めてで、毎月10日の「十和田市民無料デー」に合わせて実施した。[br][br] 鷲田館長は2作品の展示室で、それぞれ作家が着想したきっかけや表現しているイメージ、使っている道具、見どころなどを詳しく解説。参加者はじっくりと鑑賞し、作品への理解を深めていた。[br][br] 新作を心待ちにしていたという脊戸(せと)潤子さん(48)は「作家の脳内を聞いてみたいと思っていた。世界観を知り、深い思いを感じて見ることができる」と話し、息子の隆大(りゅうた)君(8)は「作品は不思議で面白い」と興味深そうだった。名和晃平さんの「PixCell―Deer#52」を解説する鷲田めるろ館長