デリカナンセイ青森(むつ)が民事再生法適用申請 負債5億、コロナ追い打ち

民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店などによると、むつ市脇野沢の水産物加工販売業デリカナンセイ青森(蛸島友社長)は15日までに、青森地裁に民事再生法の適用を申請し、開始決定を受けた。今後、スポンサーとなる企業の支援を受け再建を進める方.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 民間信用調査会社の東京商工リサーチ青森支店などによると、むつ市脇野沢の水産物加工販売業デリカナンセイ青森(蛸島友社長)は15日までに、青森地裁に民事再生法の適用を申請し、開始決定を受けた。今後、スポンサーとなる企業の支援を受け再建を進める方針。負債総額は約5億円で債権者は40人。[br][br] 同社は1995年に青森市でホタテガイなどの加工を目的に設立し、2008年にむつ市に本社を移転。13年には横浜町に新工場を開設し業務拡大を図った。17年には過去最高となる33億円の売上高を計上したが、過去の赤字から財務体質は脆弱(ぜいじゃく)だった。新型コロナウイルスの影響で中国向けの輸出がストップしたほか、国内の売り上げも低下していた。