青森県、基準以上の対策求める 春祭り巡り自治体と意見交換

オンラインでの意見交換会に臨む堀義明局長=14日、青森県庁
オンラインでの意見交換会に臨む堀義明局長=14日、青森県庁
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、青森県は14日、開催が迫る今春の観光イベントについて、自治体の関係者とオンラインで意見交換した。県が策定した祭りガイドラインで中止に相当する現状を踏まえ、会場外での飲食店の感染防止策など基準以上の対策を要.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、青森県は14日、開催が迫る今春の観光イベントについて、自治体の関係者とオンラインで意見交換した。県が策定した祭りガイドラインで中止に相当する現状を踏まえ、会場外での飲食店の感染防止策など基準以上の対策を要請。対応できない場合は中止を含めた開催の再考を求めた。[br][br] 県は3月に公表したガイドラインで、県内複数圏域でクラスター(感染者集団)が発生し、県外で感染が継続的に拡大している状況を、イベント中止の判断基準となる「レベル4」と定めた。県内では3月以降、クラスターが相次ぐなど感染者が増加している。4月9日には三村申吾知事がイベント開催可否の再検討を主催者に求めていた。[br][br] 県によると、春祭りを予定していた19自治体のうち、13自治体が開催を予定。14日までに中止を決めたのは八戸市、むつ市、野辺地町、青森市で、2自治体は検討中としている。[br][br] 非公開で行われた意見交換後、取材に応じた県観光国際戦略局の堀義明局長によると、各自治体に対し▽会場内の見回り▽会場外の飲食店の感染防止▽入場管理の徹底―などを要請。ガイドライン以上の対策を講じて祭りを開催する十和田市と弘前市の事例を紹介した。[br][br] 堀局長は「この感染状況でどれだけ対策をしても十分とは思っていない」とした上で、「祭りへの地域の思いを尊重し、県として全力で応援する。できる対策は全て講じてほしい」と述べた。オンラインでの意見交換会に臨む堀義明局長=14日、青森県庁