【ワクチン接種】むつ、青森で高齢者接種スタート 重い副反応なし

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける入所者=12日午前10時すぎ、むつ市
新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける入所者=12日午前10時すぎ、むつ市
65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、全国各地で始まった。青森県内ではむつ、青森両市で高齢者施設の入所者と職員合わせて約170人に対して実施し、医療従事者を除く一般住民の接種が県内でもスタートした。両市によ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、全国各地で始まった。青森県内ではむつ、青森両市で高齢者施設の入所者と職員合わせて約170人に対して実施し、医療従事者を除く一般住民の接種が県内でもスタートした。両市によると同日午後5時現在、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応は確認されていない。[br][br] むつ市では3施設の計70人が接種を受けた。高齢者施設「ケアハウスみちのくグリーンリブ」では午前10時すぎ、嘱託医が第1陣として入所者4人と木村貴弘施設長の計5人に米ファイザー製のワクチンを打ち、体調の変化がないかを確認した。[br][br] 接種を終えた山田茂さん(72)は「少し緊張して喉が渇いたが、インフルエンザワクチンより痛くなかった。自分だけでなく周りの人のためにもなるので、まずは安心した」と笑顔を見せた。木村施設長は「(入所者の)安堵(あんど)の表情が見られて良かった」と語った。[br][br] 接種開始を受け、市役所では宮下宗一郎市長が「これまでの準備に自信を持ち、希望する人の最後の一本が打ち終わるまで、粘り強く柔軟に対応してほしい」と市職員に指示した。[br][br] 青森市では介護老人保健施設「すずかけの里」の入所者約100人に対し、午後1時半ごろから接種を始めた。施設長の村上晶子医師は「高齢者は自分で症状を訴えられない人もいる。こちらで症状を確認していかなければならない」と気を引き締めていた。[br][br] 見学した小野寺晃彦市長は「感染拡大防止の対策を1年間続けてきた。ワクチンという武器が手に入り、うれしく思う」と述べた。[br][br] むつ、青森両市には、8日に約千回分ずつのワクチンが到着。むつ市は今月中に高齢者施設計7カ所で1回目の接種を予定。青森市では今週中に10カ所、来週中に1カ所でそれぞれ行う。新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける入所者=12日午前10時すぎ、むつ市