リンゴから連想する世界/弘前れんが倉庫美術館で企画展

展示される彫刻作品「雨宮庸介《Apple》2018年 Courtesy of SNOW Contemporary」
展示される彫刻作品「雨宮庸介《Apple》2018年 Courtesy of SNOW Contemporary」
青森県が日本一の生産量を誇るリンゴをさまざまな視点から掘り下げる展示「りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed」が10日、弘前市の弘前れんが倉庫美術館で始まった。英国出身の芸術家ケリス・ウィン・エヴァンスさんの新作を中心に.....
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 青森県が日本一の生産量を誇るリンゴをさまざまな視点から掘り下げる展示「りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed」が10日、弘前市の弘前れんが倉庫美術館で始まった。英国出身の芸術家ケリス・ウィン・エヴァンスさんの新作を中心に、国内外8人の現代芸術家がリンゴをテーマに制作した彫刻や絵画を展示する。8月29日まで。[br][br] 同館の担当者によると、西洋美術でリンゴは豊穣、生命のはかなさの象徴として描かれてきた歴史がある。[br][br] 2021年度の春夏プログラムとして開かれる今回は、果実としてのリンゴだけでなく、リンゴにまつわる思想にも着目する。[br][br] ケリスさんは19年に弘前市を訪問し、国内有数の生産量であるリンゴに関心を抱いた。作品はネオン管を使い、リンゴの断面や万有引力の法則を光で表現している。高さ約7メートルで、同館の吹き抜け空間に展示する。[br][br] このほか生と死、宇宙など、それぞれの作家が独自の切り口でリンゴから連想する世界を表現。担当者は「リンゴは地元の人にとってなじみがありすぎる物かもしれない。芸術家の目を通して新しい側面が見えてくるのでは」と話している。 [br][br] リンゴは21年度通年のテーマ。9月から始まる秋冬プログラムは「りんご前線―Hirosaki Encounters」と題し、弘前ゆかりの芸術家の作品を中心に展示する予定。[br][br] 会期中の休館日は毎週火曜日。観覧料は一般1300円、大学生など1000円、高校生以下無料。展示される彫刻作品「雨宮庸介《Apple》2018年 Courtesy of SNOW Contemporary」