購入後も遠隔で機能更新 トヨタ新自動運転システム

 トヨタ自動車が自動運転技術を強化した新システムを採用した、高級ブランド「レクサス」の「LS」(左)と燃料電池車「ミライ」
 トヨタ自動車が自動運転技術を強化した新システムを採用した、高級ブランド「レクサス」の「LS」(左)と燃料電池車「ミライ」
トヨタ自動車は8日、自動運転技術を強化した新システム「アドバンスドドライブ」を高級ブランド「レクサス」の「LS」に採用し発売した。車載ソフトウエアを顧客が購入後にも遠隔で自動更新し、走行性能を改善する機能を国内メーカーで初めて備えた。人工知.....
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 トヨタ自動車は8日、自動運転技術を強化した新システム「アドバンスドドライブ」を高級ブランド「レクサス」の「LS」に採用し発売した。車載ソフトウエアを顧客が購入後にも遠隔で自動更新し、走行性能を改善する機能を国内メーカーで初めて備えた。人工知能(AI)を活用し、安全性の向上と自然な走りを両立させた。[br][br] 12日には同じシステムを搭載した燃料電池車「ミライ」を売り出す。搭載モデルは同クラスの車と比べ50万~100万円程度高くなる。将来的には採用車種の拡大を検討する。[br][br] ソフトの自動更新は米電気自動車(EV)大手テスラが先行し、国内メーカーも開発を競ってきた。新システムは通信機能を使い、販売店などに持ち込まなくても機能拡充や修正ができる。車両から撮影した画像などを収集、分析し必要な機能を随時提供する。[br][br] トヨタとしては初めて高速道路での手放しでの走行を可能とした。アクセルやブレーキの操作をせずに車線変更や追い越しができる。5段階ある自動運転のうち、レベル2の「運転支援」に当たる。[br][br] 8日にオンラインで記者会見した前田昌彦執行役員は「(乗り心地が)人の運転と変わらないよう配慮した」と述べた。 トヨタ自動車が自動運転技術を強化した新システムを採用した、高級ブランド「レクサス」の「LS」(左)と燃料電池車「ミライ」