ふるさと納税で地方紙を 返礼品は「故郷のニュース」

地域活性化を応援してくれたお礼に「故郷のニュース」を届けます―。各地の特産品が選ばれることが多いふるさと納税の返礼品として、地方紙を贈る自治体が増えている。6日からの「春の新聞週間」を前に、仲介サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバ.....
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 地域活性化を応援してくれたお礼に「故郷のニュース」を届けます―。各地の特産品が選ばれることが多いふるさと納税の返礼品として、地方紙を贈る自治体が増えている。6日からの「春の新聞週間」を前に、仲介サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの担当者は「情報で地域と寄付者をつなぐ取り組みは、制度の趣旨にも沿っている」と利用を呼び掛けている。[br][br] トラストバンクによると、地方紙の提供は5年ほど前に始まり、現在は北海道から沖縄まで20以上の自治体に広がっているという。[br][br] 盛岡市は2017年から岩手日報を返礼品に加え、19年度は13件の寄付があった。1万6千円の寄付で1カ月分が購読できる。地元出身者や学生時代を岩手で過ごした人などの申し込みを想定。担当者は「今の岩手や盛岡の情報を知り、離れていても身近に感じてもらいたい」と話す。[br][br] ほかにも長野県諏訪市(信濃毎日新聞)や岡山県早島町(山陽新聞)などが県紙を採用。兵庫県丹波市はローカル紙「丹波新聞」を選んだ。スマホなどで当日の紙面を手軽に読める電子版を届ける自治体もある。[br][br] 日本新聞協会は4月6日を「新聞をヨム日」とし、この日から1週間を「春の新聞週間」と定めている。