八工大が実習教材ロボット開発 学生の関心向上に期待

教材ロボットで開発に関する理解が高められると説明する本波洋講師
教材ロボットで開発に関する理解が高められると説明する本波洋講師
八戸工業大(坂本禎智学長)は3月29日、実習教材ロボットを開発したと発表した。ロボットは3種類50台ずつ導入。本年度からロボット工学実習で活用し、学生の理解や関心の向上に期待している。 同大は2020年度、電気・電子工学、機械工学、システム.....
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 八戸工業大(坂本禎智学長)は3月29日、実習教材ロボットを開発したと発表した。ロボットは3種類50台ずつ導入。本年度からロボット工学実習で活用し、学生の理解や関心の向上に期待している。[br][br] 同大は2020年度、電気・電子工学、機械工学、システム情報工学の3学科のロボット技術に関する学問を横断的に学ぶ「ロボット工学プログラム」を開設し、技術者の育成を目指している。教材ロボットの電子回路製作、CAD(コンピューター利用設計システム)設計、プログラム動作確認などは各科の学生が約1年間かけて行った。[br][br] ロボットは2輪走行、4足歩行、2足歩行の3種で設計などが段階的に難しくなる。上部に指先ほどのコンピューターを搭載しており、インターネットを経由して命令を受信。遠隔や複数台同時の操作ができる。[br][br] この日、同大で教材の実演として、2足歩行ロボットの50台同時操作などを披露した。同大工学部システム情報工学科、機械工学科の本波洋講師は「教材をきっかけにロボットに関心を高め、開発意欲につなげてほしい」と述べた。教材ロボットで開発に関する理解が高められると説明する本波洋講師