改善計画に「異存なし」 荷さばき施設A棟で国回答

八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟での作業の様子=2020年10月20日、同市
八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟での作業の様子=2020年10月20日、同市
水産庁は31日、八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟の稼働率向上を目指して市と青森県が提出した改善計画(2021~23年度)について、「異存はない」と回答した。国が計画を認めたことで、4月以降の稼働継続が正式に決定。関係者は「目標達成へ一丸で取.....
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 水産庁は31日、八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟の稼働率向上を目指して市と青森県が提出した改善計画(2021~23年度)について、「異存はない」と回答した。国が計画を認めたことで、4月以降の稼働継続が正式に決定。関係者は「目標達成へ一丸で取り組む」と意欲を示した。[br][br] 同日午前、同庁が県漁港漁場整備課に電子メールで計画の内容を認める文書を送信。同課が市水産事務所へ転送した。[br][br] 同庁担当者は取材に対し「計画は近年の漁模様を踏まえた内容。イワシのウロコも施設に影響がないということなので了解した」と説明。地元加工業者がA棟に水揚げされたサバを原料とする新商品開発に取り組んでいる点も評価したという。[br][br] 県担当者は「漁船の誘致活動や商品開発は県も協力していく。市へ適切な指導、助言に取り組んでいきたい」と強調。市水産事務所の茨島隆所長は「イワシについては以前から取り扱いを希望する船主もいた。計画達成に向けて頑張るしかない」と語った。[br][br] A棟は大中型巻き網船が漁獲したサバを対象とする施設。新たな計画ではイワシを追加し、水揚げ数量の目標はこれまでの3万1200トンから2万970トン(サバ1万170トン、イワシ1万800トン)に下方修正した。八戸市第3魚市場荷さばき施設A棟での作業の様子=2020年10月20日、同市