八戸市新美術館と学校の連携考える 巨大アート、子ども新聞で魅力発信

八戸市新美術館と学校連携について話し合うプロジェクトチームのメンバー
八戸市新美術館と学校連携について話し合うプロジェクトチームのメンバー
八戸市新美術館建設推進室(高森大輔室長)は22日、本棟工事が完了した市庁前の新美術館で、同館と学校連携の在り方を考えるプロジェクトチームの会議を開いた。 同室は本年度、市内小中高の教員、同館学芸員、専門家ら計19人によるプロジェクトチームを.....
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 八戸市新美術館建設推進室(高森大輔室長)は22日、本棟工事が完了した市庁前の新美術館で、同館と学校連携の在り方を考えるプロジェクトチームの会議を開いた。[br][br] 同室は本年度、市内小中高の教員、同館学芸員、専門家ら計19人によるプロジェクトチームを組織。美術教育を専門とする武蔵野美術大の三澤一実教授をアドバイザーに迎え、美術館と学校連携の実例などを勉強してきた。[br][br] 3回目となる今回は、具体的な案について協議。メンバーから、児童、生徒に美術鑑賞の機会を提供したい―との意見が出たのに対し、会議にオンラインで参加した三澤教授は、市民が自由に集まって活動する巨大空間「ジャイアントルーム」を活用した鑑賞会や出前講座を提案した。[br][br] このほか、開館を記念した児童、生徒による巨大絵画や、学校の枠を超えたアート作品の制作、子ども目線で発信する美術館新聞の発行を進めるとした。[br][br] 今後は、5月をめどにそれぞれの実施計画を作成。10月ごろまでに順次、実行に移し、開館後に活動を本格化させる予定。[br][br] 三澤教授は取材に対し、「自由な発想で楽しんでほしい。地域を巻き込んだ美術教育を進めることで、子どもの郷土愛の育成にもつながる」と強調した。八戸市新美術館と学校連携について話し合うプロジェクトチームのメンバー