佐井村産ホップのビール完成 村内商店で販売、香り味わい豊か

佐井村の村民有志が主導して完成した3種類のクラフトビール
佐井村の村民有志が主導して完成した3種類のクラフトビール
佐井村が進める「日本で最も美しい村づくり」の一環で、村民有志が主導した村産ホップ使用の3種類のクラフトビールが完成した。オレンジピールの「佐井の夕陽エール」、カシスの「海辺のカシス」、黒ビールの「福浦の歌舞伎ブラック」とそれぞれ特徴が異なり.....
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 佐井村が進める「日本で最も美しい村づくり」の一環で、村民有志が主導した村産ホップ使用の3種類のクラフトビールが完成した。オレンジピールの「佐井の夕陽エール」、カシスの「海辺のカシス」、黒ビールの「福浦の歌舞伎ブラック」とそれぞれ特徴が異なり、いずれも芳醇(ほうじゅん)で飲みやすく仕上がっている。村内3商店で販売されているほか、ふるさと納税の返礼品で受け取ることができる。[br][br] ビール造りは、耕作放棄地対策と新たななりわい創出が狙いで、2019年度から村民有志によるプロジェクトチームが取り組む。ホップは中道地区に加え、本年度は福浦地区でも栽培。計300平方メートルに7品種を植え、約13キロを収穫した。醸造は世嬉の一酒造(岩手県一関市)に委託した。[br][br] 夕陽は昨年試験醸造したビールを改良。村民の意見を取り入れて苦味を増やした。海辺は弘前倉庫(弘前市)が同村で栽培するカシスが原料に使われている。[br][br] 村によると、水、大麦、酵母、オレンジピール以外の原料は村産。パッケージのデザインも村在住者や出身者が手掛け、可能な限り佐井にこだわった。[br][br] 22日、村役場で試飲した樋口秀視村長は出来に太鼓判を押し、「住民主導でここまでこぎ着けたことを一番評価したい」と語った。プロジェクトチームは今後、ビールに合う料理やおつまみの開発を進める方針。[br][br] ビールは限定各300本。1本330ミリリットル入りで、価格は夕陽と歌舞伎が税込み880円、海辺が同968円。ふるさと納税では1万円を収めると3商品がセットとなった返礼品が選べる。佐井村の村民有志が主導して完成した3種類のクラフトビール