▽智弁学園(奈良)2年連続14度目[br] 強打を生かした攻撃的な野球が身上。前川、山下の両スラッガーを中心に、つなぐ野球で得点を重ねる。投手陣はサウスポーの西村、長身右腕の小畠が両輪。粘り強い投球で勝利を引き寄せる。[br][br] ▽天理(奈良)=2年連続25度目[br] エースの達は長身から繰り出す直球が威力十分。昨秋に52回を投げて9四死球と制球力もいい。主砲の瀬は持ち前の長打力で打線をけん引する。遊撃の杉下は堅守でチームを盛り立てる。[br][br] ▽市和歌山=2年ぶり7度目[br] エースの小園は、大会屈指の本格派右投手。最速152キロの快速球は一級品で、変化球も完成度が高い。捕手で4番の松川は豪快な打撃が魅力。昨秋は4割7分4厘の高打率をマークした。[br][br] ▽鳥取城北=2年連続3度目[br] 主力投手の広田は切れのある変化球と制球力が持ち味。昨秋打率4割超で2本塁打の5番徳山を中心につながりのある攻めで点に結びつける。守備は7試合で3失策。堅守からリズムをつくる。[br][br] ▽広島新庄=2年連続3度目[br] エースの花田は昨秋、登板9試合で5完投をマークした。防御率は1・57を誇る。左の秋山は競った場面の登板で強さを見せる。堅実な守備から切れ目のない打線につなぐ。[br][br] ▽下関国際(山口)=3年ぶり2度目[br] 左投げの古賀は昨秋の登板8試合で防御率1・15と安定感がある。松尾、長、仲井らと投手陣の層は非常に厚い。チーム打率は3割4厘。1番賀谷、4番守が打線をけん引する。[br][br] ▽聖カタリナ学園(愛媛)=初出場[br] 投手陣はテンポのいい投球を持ち味とするエース桜井が軸。昨秋の四国大会決勝で好投した仲田が控える。守備は安定感がある。打率4割台の高岡、川口が中軸を形成する。[br][br] ▽明徳義塾(高知)=2年連続20度目 注目は抜群の安定感を示すサウスポーの代木だ。昨秋は登板した7試合全てで完投し、そのうち4試合を完封した。打線は13打点の加藤が中心。小技で着実にチャンスを広げる。