六ケ所で移動販売車の出発セレモニー 買い物弱者救済へ始動

オジロ号での買い物を楽しむ住民=12日、六ケ所村
オジロ号での買い物を楽しむ住民=12日、六ケ所村
六ケ所村商工会(種市治雄会長)の買い物サービス支援事業で、移動販売の拠点となる車両「移動スーパーオジロ号」が完成した。12日に村役場前で出発セレモニーが行われ、関係者が住民サービスの向上などを誓った。 同事業は高齢化や村内の商店減少などで、.....
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 六ケ所村商工会(種市治雄会長)の買い物サービス支援事業で、移動販売の拠点となる車両「移動スーパーオジロ号」が完成した。12日に村役場前で出発セレモニーが行われ、関係者が住民サービスの向上などを誓った。[br][br] 同事業は高齢化や村内の商店減少などで、買い物に不便を感じている住民を対象に、村の補助金を活用して実施。商品の調達には地元業者を活用し、昨年11月から仮車両で試験運用していた。[br][br] 今回完成したオジロ号は、軽トラックをベースに整備。側面には村のマスコットキャラクターをデザインし、外部スピーカーからは「六ケ所音頭」を流す予定だ。荷台には冷蔵庫と冷凍庫があり、生鮮食品や菓子類、生活雑貨など400~500種類の商品を積み込める。週3~5日、商店がない地区などを中心に運行する計画だ。[br][br] セレモニーでは、種市会長が「村内の津々浦々を回って、住民サービスの充実に努めていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットで出発を祝った。[br][br] この日は、同村の老部川集会所近くで移動販売を実施。多くの住民が訪れ、買い物を楽しんでいた。老部川地区の種市チルヱさん(78)は「車で買い物をしているが、だんだんと大変になってきた。近くまで来てくれると楽なので、活用したい」と笑顔を見せた。オジロ号での買い物を楽しむ住民=12日、六ケ所村