西目屋村官製談合 前村長が追起訴内容も認める/青森地裁

西目屋村が発注した除雪用重機購入の指名競争入札で、特定の業者が落札できるよう便宜を図ったとして官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪で追起訴された前村長の関和典被告(54)の第2回公判が10日、青森地裁(寺尾亮裁判官)であった。関被.....
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 西目屋村が発注した除雪用重機購入の指名競争入札で、特定の業者が落札できるよう便宜を図ったとして官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪で追起訴された前村長の関和典被告(54)の第2回公判が10日、青森地裁(寺尾亮裁判官)であった。関被告は「間違いない」と追起訴内容を認めた。[br][br] 検察側の冒頭陳述によると、関被告と落札した建設機械販売などを手掛ける「小山内重整備」(弘前市)の元役員小山内崇雅被告(48)=公契約関係競売入札妨害罪で起訴=は弘前市内の企業経営者らが立ち上げた会に所属し、ゴルフや飲食を通して親しくなった。[br][br] 検察側は関被告の供述調書も朗読。「村の業務を受注している業者とゴルフをしたり飲みに行ったりするのは問題があると分かっていたが、やってはいけないという感覚がまひしていた」との供述内容を明らかにした。[br][br] 起訴内容によると、関被告は村発注の除雪用重機購入の指名競争入札で、2019年8月下旬ごろ、小山内被告に予定価格が2650万円であることを電話で教示し、予定価格に近い2575万920円で落札させたとしている。[br][br] 関被告は、村の給食センターに設置する調理機器の賃貸借契約を巡り、官製談合防止法違反の罪などで起訴されており、2月の初公判でも起訴内容を認めている。[br][br] 次回公判は4月20日。追起訴審理が行われる予定。