現新3氏の争いへ 東通村長選9日告示

任期満了に伴う東通村長選は9日、告示される。7選を目指す現職越善靖夫氏(79)と、前村議会事務局長の畑中稔朗氏(58)、会社役員の橋本幸雄氏(80)の新人2氏の争いになる可能性が高い。6期24年にわたる現村政の評価が争点。選挙戦となるのは2.....
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 任期満了に伴う東通村長選は9日、告示される。7選を目指す現職越善靖夫氏(79)と、前村議会事務局長の畑中稔朗氏(58)、会社役員の橋本幸雄氏(80)の新人2氏の争いになる可能性が高い。6期24年にわたる現村政の評価が争点。選挙戦となるのは2009年以来、12年ぶりとなり、立候補3人以上となれば、4氏が立候補した1977年以来44年ぶりとなる。投開票は14日。[br][br] 公約として、越善氏は▽夢や目標のある村民による村づくり▽快適かつ安全・安心な生活環境の充実▽次代を担う人づくりと文化の創造―などを掲げる。[br] 畑中氏は▽村民が主役の村営運営実現▽未来をけん引する仕事づくり推進▽一人一人に寄り添う暮らしづくり実現―などを挙げる。[br][br] 橋本氏は▽人口減少対策▽企業誘致による働く場所の確保▽1次産業や観光振興―などを訴える。[br][br] 畑中、橋本両氏は現職の行政運営の手法などを多選による弊害に挙げて刷新を求めているのに対し、越善氏は「年齢や多選はその地域や人々の考え方。当選回数を重ねるからできることもある」と意に介さない。[br][br] 原子力政策は、3氏とも早期の原発再稼働と建設工事再開を目指すなど共生を主張しており、争点にはならない見通し。それだけに、一定票を持つ電力関係者の動きにも注目が集まる。[br][br] 選挙戦は、越善氏が後援会を生かした組織戦による支持固めを図る。告示間近になって名乗りを上げた畑中、橋本両氏は、それぞれ草の根運動で浸透を図る方針。[br][br] 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、村役場で受け付ける。1日現在の選挙人名簿登録者数は5389人(男2789人、女2600人)。