【三陸沿岸道・八戸―久慈開通へ】悲願成就に関係者喜ぶ

三陸沿岸道路・八戸―久慈間の開通日が決まった5日、国に長年要望を続けてきた沿線の首長は悲願の開通を喜んだ。ただ、3月中を見込んでいた久慈インターチェンジ(IC)―仮称・野田IC間(延長12キロ)の開通は今夏に延期が発表され、地元は着実な工事.....
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 三陸沿岸道路・八戸―久慈間の開通日が決まった5日、国に長年要望を続けてきた沿線の首長は悲願の開通を喜んだ。ただ、3月中を見込んでいた久慈インターチェンジ(IC)―仮称・野田IC間(延長12キロ)の開通は今夏に延期が発表され、地元は着実な工事の実施を求めている。[br][br] 沿線6市町村で構成する八戸・久慈自動車道建設促進期成同盟会で会長を務める小林眞八戸市長は「30余年にわたる積年の願いがついに実現される形となり、感無量。先人のご苦労に改めて感謝申し上げたい」とコメントを発表した。[br][br] 遠藤譲一久慈市長は「交流、連携の基盤となる大動脈が完成し、さまざまなストック効果がもたらされる。新型コロナウイルスで打撃を受けた地域経済活動の回復の助けにもなる」と期待を寄せた。[br][br] 一方、国は久慈IC―野田IC間の開通時期を夏ごろに見直した。東北地方整備局によると、久慈市長内町のトンネルで崩落が発生し、補強対策をしながらの掘削で工事が遅れているという。[br][br] 小田祐士野田村長は「開通の遅れは残念だが、仕方ない部分もある。しっかりとした安全な道路を造ってほしい」と述べた。[br][br] このほか、三陸沿岸道路では尾肝要IC―田野畑南IC間(6キロ)の開通も夏ごろに延期する。