623億円減額の補正予算案/青森県

青森県は4日、623億6151万円を減額する2020年度一般会計補正予算案を発表した。新型コロナウイルス対策で予算措置していた事業の実績が大幅に下回ったため。一方、国の第3次補正予算に関連する新型コロナ対策経費7億3841万円を盛り込んだ。.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県は4日、623億6151万円を減額する2020年度一般会計補正予算案を発表した。新型コロナウイルス対策で予算措置していた事業の実績が大幅に下回ったため。一方、国の第3次補正予算に関連する新型コロナ対策経費7億3841万円を盛り込んだ。県は5日、開会中の県議会定例会に補正予算案を含む20議案を追加提出する。[br][br] 20年度予算の総額は前年同期比18・8%増の8141億6158万円となる。[br][br] 主な歳出は、クラスター(感染者集団)が発生した医療機関へ医療チームを派遣する事業費7642万円、ワクチンの副反応に対応する医療体制確保に関する事業費5258万円など。公共事業では、国が追加配分した下北半島縦貫道路などの国道改築事業費45億4666万円を盛った。[br][br] 県はこれまで新型コロナ対策費1374億円を計上。このうち今回の補正で404億円を減額する。最も減額幅が大きいのは県特別保証融資制度貸付金421億2700万円だった。[br][br] 県税収入に連動する県税市町村交付金などの経費は40億4939万円、20年度の災害発生に備えた現年災害復旧費は38億9761万円をそれぞれ減額した。[br][br] 歳入では、国庫支出金93億3122万円、繰入金36億565万円を減額計上。コロナの影響で県税22億1135万円、地方消費税清算金40億7003万円もそれぞれ減った。