八戸・大型小売店5店舗、売上高12・3%減/青い森信金1月経済概況

青い森信用金庫は4日までに、青森県内の1月の経済概況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による帰省自粛や大雪の影響で、初売りなどの正月商戦は精彩を欠き、全体的に個人消費は不振だった。八戸地区は一部の家電販売で前年実績を上回ったが、衣料品な.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青い森信用金庫は4日までに、青森県内の1月の経済概況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による帰省自粛や大雪の影響で、初売りなどの正月商戦は精彩を欠き、全体的に個人消費は不振だった。八戸地区は一部の家電販売で前年実績を上回ったが、衣料品などの売れ行きは低調。八戸市内の大型小売店5店舗の売り上げは前年同月比12・3%減となった。青森地区も同様に個人消費は振るわず、青森市内の大型小売店2店舗の売上高は21・3%減と大幅に落ち込んだ。[br][br] 【水産加工】サバ、イワシ、イカなどを原料とした調理済みの簡便商品は売り上げが増加した半面、原料高で利益率は減少傾向にある。サバ缶詰の販売量は伸びたが、イワシ缶詰などは商品の荷動きが悪かった。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は2億3600万円(前年同月比69・9%減)にダウンし、3カ月ぶりに前年実績を下回った。国発注の道路改良工事や青森県発注の道路改築工事などがあったが、八戸市発注の工事はなく、全体の件数は伸びずに低水準だった。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は4億3千万円(31・8%増)に伸長し、民間工事は前年実績の14倍超となる10億5800万円だった。[br][br] 十和田地区5社は、官公庁工事が2億6500万円(60・4%減)、民間工事が5億8400万円(25・6%減)で共に落ち込んだ。[br][br] 青森地区5社も前年実績を下回り、官公庁工事が1億700万円(75・2%減)、民間工事が2億3800万円(11・9%減)となった。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が1900万円、製缶工事が7200万円だった。