村職員の畑中氏が出馬表明/東通村長選 12年ぶり選挙戦確定的

畑中稔朗氏
畑中稔朗氏
任期満了に伴う東通村長選(9日告示、14日投開票)を巡って、村議会事務局長の畑中稔朗(としあき)氏(58)が2日、むつ市内で会見し、無所属で立候補すると発表した。同村長選には現職の越善靖夫氏(79)が無所属での7選出馬を表明しており、200.....
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 任期満了に伴う東通村長選(9日告示、14日投開票)を巡って、村議会事務局長の畑中稔朗(としあき)氏(58)が2日、むつ市内で会見し、無所属で立候補すると発表した。同村長選には現職の越善靖夫氏(79)が無所属での7選出馬を表明しており、2009年以来12年ぶりの選挙戦が確実になった。[br][br] 畑中氏は大間町生まれで、小学2年から中学校卒業まで東通村で過ごした。青森東高を卒業後、1983年に村役場入り。教育総務課長、学校給食センター長などを歴任し、昨年4月から議会事務局長。1日、村と議会に2日付での退職願を提出した。[br][br] 会見で畑中氏は少子化や漁業不振、地域経済低迷など村の課題を挙げ、「何一つ解決されていないし、これからも変わると思えない。声を上げて流れを変えなければ、村の存続が危うい」と村政刷新の必要性を強調。過去2回の村長選が無投票だったことにも触れ、「村長は村民の審判で選ばれるべきだ」と主張した。[br][br] 公約として、集落ごとに村民の声を聞く円卓会議の実施など「村民が主役の村政運営実現」、買い物難民の支援など「一人一人に寄り添う暮らしの実現」、1次産業の振興などを掲げた。原子力は推進の立場だ。[br][br] 現時点で村議らの支持を受けていないという。畑中稔朗氏