「建築」で連携プロジェクト、初のトーク企画 青森県内5美術館

芸術振興に向け、連携強化を誓う各美術館の代表者=27日、青森県立美術館
芸術振興に向け、連携強化を誓う各美術館の代表者=27日、青森県立美術館
昨年発足した青森アートミュージアム5館連携協議会(会長・杉本康雄青森県立美術館館長)と青森県は27日、初のトークイベント「アート県/圏『青森』の挑戦」を同美術館で開いた。杉本会長は2021年春からスタートさせる連携プロジェクト第1弾のテーマ.....
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 昨年発足した青森アートミュージアム5館連携協議会(会長・杉本康雄青森県立美術館館長)と青森県は27日、初のトークイベント「アート県/圏『青森』の挑戦」を同美術館で開いた。杉本会長は2021年春からスタートさせる連携プロジェクト第1弾のテーマを「建築」と発表。ウェブ上に5館の建築に関する保存記録を構築するほか、各美術館は建物を巡るツアーや独自の取り組みを展開する。[br][br] 同協議会は県立美術館、国際芸術センター青森、十和田市現代美術館、弘前れんが倉庫美術館、11月にグランドオープンを控える八戸市美術館が参加し、昨年7月に発足。5館が連携しながら、芸術の魅力を国内外に発信していく。[br][br] テーマを発表した杉本会長は「連携する利点を生かしながら、美術館の設計などを深掘りしていきたい」と意気込みを語った。共同プログラムでは、各美術館の建築に関する写真や図面、解説などをウェブ上に保存記録として構築。各美術館は独自の企画を実施してアピールする。[br][br] また、「青」と「森」をテーマに、県内の芸術作品や伝統工芸、豊かな自然など魅力的な場所を巡る「青森アート散歩」も提案していく。[br][br] この日は関係者ら約50人が来場。芸術文化施設の企画、運営などを手掛けるエヌ・アンド・エー(東京)の南條史生代表による基調講演をビデオで放映したほか、十和田市現代美術館の鷲田めるろ館長ら5人が「新世紀に生まれた美術館、“アートの力”を考える」と題し、リモートで意見を交わした。芸術振興に向け、連携強化を誓う各美術館の代表者=27日、青森県立美術館