新中の橋に排水ポンプ整備、岩手県が方針 久慈川水系河川整備計画案

久慈川水系の河川整備計画案が示された懇談会=22日、久慈地区合同庁舎
久慈川水系の河川整備計画案が示された懇談会=22日、久慈地区合同庁舎
岩手県は22日、久慈地区合同庁舎で、久慈川水系の河川整備計画策定に向けた懇談会を開き、2019年10月の台風19号で久慈川支流の沢川が内水氾濫した久慈市新中の橋地区で、新たに内水排水ポンプを整備する方針を示した。23年度の完成を目指す。 当.....
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 岩手県は22日、久慈地区合同庁舎で、久慈川水系の河川整備計画策定に向けた懇談会を開き、2019年10月の台風19号で久慈川支流の沢川が内水氾濫した久慈市新中の橋地区で、新たに内水排水ポンプを整備する方針を示した。23年度の完成を目指す。[br][br] 当面の計画案を説明した。同地区では水門閉鎖後に雨水が沢川からあふれる内水氾濫が度々発生。台風19号では周辺で134戸が床上浸水した。このため、内水を強制的に本流に排水するポンプを新設する。総事業費は6億円。[br][br] 久慈川では大成橋上流の無堤区間200メートルに堤防を築き、家屋の浸水被害を防ぐ。長内川では河道掘削を進めるほか、新街橋を架け替える。支流の小屋畑川では河道を切り替える。[br][br] 県北広域振興局によると、総事業費70億円の小屋畑川改修など国の補助を活用した大規模事業が始まることを踏まえ、20~30年先を見据えた久慈川水系の河川整備計画を策定する。[br][br] 同日は住民や関係機関の代表者10人による初会合を開き、会長にNPO法人やませデザイン会議の久保田敏晴議長を選んだ。3月にも会合を開くほか、流域の久慈市長や洋野町長の意見なども聞いた上で計画を決定する。久慈川水系の河川整備計画案が示された懇談会=22日、久慈地区合同庁舎