「伝統つなぎたい」懸命の摺り 北稜中えんぶりクラブ発表会

力強い摺りを披露するえんぶりクラブのメンバー
力強い摺りを披露するえんぶりクラブのメンバー
八戸市立北稜中(藤田浩司校長)は18日、同校体育館でえんぶりクラブ発表会を開いた。同クラブの1、2年生約80人が「伝統をつなぎたい」という願いを込め、一生懸命、摺(す)りや舞を披露。躍動する仲間を見守ったほかの生徒から大きな拍手が送られ、メ.....
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八戸市立北稜中(藤田浩司校長)は18日、同校体育館でえんぶりクラブ発表会を開いた。同クラブの1、2年生約80人が「伝統をつなぎたい」という願いを込め、一生懸命、摺(す)りや舞を披露。躍動する仲間を見守ったほかの生徒から大きな拍手が送られ、メンバーはマスク越しに達成感をにじませた。[br][br] 同クラブは、同校が創立された1982年度に設立され、同市の八太郎えんぶり組の指導を受けながら、歴史を重ねてきた。[br][br] 例年、八戸えんぶりの期間を中心に市内各所で披露しているが、八戸えんぶりが新型コロナウイルスの影響で中止となり、発表の場がなくなってしまった。そこで、同校では発表会を企画。メンバーは結束を強め、気持ちを新たに“本番”に向けて練習してきた。[br][br] 発表会が始まると、お囃子(はやし)に合わせ、マスク姿の太夫、舞手が登場し、迫力のある摺りや大黒舞などの祝福芸を披露。例年と雰囲気は違ったものの、先輩たちからの伝統をつないだことを証明した。[br][br] 同クラブ親方の2年成田涼介さん(14)は「コロナ収束や北稜中の発展を願って発表会に臨んだ。最後に礼をした時に拍手が聞こえてうれしかった」と感動と喜びをかみ締めた。[br][br] 昨年度親方を務めた3年の巣山遼さん(15)は「練習が難しい中、クラブの伝統をつないでくれた」と後輩たちの成長を喜んでいた。力強い摺りを披露するえんぶりクラブのメンバー