【八戸市予算案】日本海溝地震を想定 津波避難計画とハザードマップ見直しへ

国が昨年4月に公表した日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震モデルを踏まえ、八戸市は2021年度に津波避難計画を策定し、津波ハザードマップの改定原案を作成する。関連経費として21年度一般会計当初予算案に1835万円を計上した。 市沿岸で.....
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 国が昨年4月に公表した日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震モデルを踏まえ、八戸市は2021年度に津波避難計画を策定し、津波ハザードマップの改定原案を作成する。関連経費として21年度一般会計当初予算案に1835万円を計上した。[br][br] 市沿岸では、青森県内で最も高い最大26・1メートルの津波が想定されている。県は20年度中に津波浸水想定を取りまとめる予定で、市はその内容を基に津波避難計画を見直し、ハザードマップの改定に着手。住民説明会も開催する。ハザードマップ改定は、東日本大震災後の13年3月以来となる。[br][br] 市防災危機管理課の下村晃一課長は「本年度は大規模災害時に自衛隊の施設を緊急避難場所にできる協定の締結や分散避難の検討などを行った。新年度の事業についても、地域の方々に理解してもらいながら確実に進めたい」と強調。新型コロナウイルス感染症を踏まえ、新たな避難所の開設を検討する考えも示した。