東北電が東通村に原発立地地域事務所建設へ マエダの出店調整、来年3月完成目指す

東北電力の東通原発「立地地域事務所」完成予想図(同電力提供)
東北電力の東通原発「立地地域事務所」完成予想図(同電力提供)
東北電力は16日、東通村砂子又地区に「東通原発『立地地域事務所』」を建設すると発表した。原子力への理解促進を図るとともに地域住民との交流を強化する施設とする。テナントスペースもあり、スーパーマーケットのマエダ(むつ市)が出店する方向で調整が.....
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 東北電力は16日、東通村砂子又地区に「東通原発『立地地域事務所』」を建設すると発表した。原子力への理解促進を図るとともに地域住民との交流を強化する施設とする。テナントスペースもあり、スーパーマーケットのマエダ(むつ市)が出店する方向で調整が進められている。3月に着工し、1年後の完成を目指す。[br][br] 建設地は村役場や村立東通小がある、村中心部の住宅地「ひとみの里」の一角。東北電が2018年3月に村有地7684平方メートルを取得していた。[br][br] 同事務所は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約1550平方メートル。1階に理解活動交流スペースとテナントスペース、2階に事務室と会議室を設ける。外観はスギの地元材を基調とし、周辺の景観との調和を図る。[br][br] 原発従業員が関係自治体への情報提供や地域住民との対話活動を行う際の事務所としても使用する。理解活動交流スペースは、地域住民に活用してもらうことも想定している。[br][br] テナントスペースは約290平方メートル。マエダの出店が実現すれば、村で初めてのスーパーとなり、村民の利便性向上が期待される。[br][br] 東北電によると、原発立地地域への対応を強化するため、2017年ごろには建設計画が浮上していた。[br][br] 越善靖夫村長は「地域との交流が図られることに期待している。住民にとっても原子力との信頼関係強化につながる」と歓迎した。東北電力の東通原発「立地地域事務所」完成予想図(同電力提供)