第二みちのく、料金徴収10年延長は妥当

2022年3月末に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は15日、青森市で第3回会合を開いた。道路を管理する県道路公社の債務が残っ.....
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 2022年3月末に料金徴収期間の満期を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を議論する青森県の検討委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は15日、青森市で第3回会合を開いた。道路を管理する県道路公社の債務が残っているなどとして、料金徴収期間を10年間延長し、32年3月末までとする方針で意見集約した。[br][br] 委員長を含む委員6人全員は、延長が妥当と判断した。新年度に開催する最終会合で提言書を取りまとめ、今夏をめどに三村申吾知事に提言する。[br][br] 議事では、県が提示した経済効果の規模や雇用の増減、借入金の返済見込みなどの試算を基に議論。委員からは「無料開放では経済効果や雇用にマイナスの影響が出る」「自動料金収受システム(ETC)の整備といったサービス向上も同時に検討してもらいたい」などと延長に賛同する意見が出た。[br][br] 反対の意見は出なかったが、「八戸、上北両自動車道と一体的なサービスが必要。東日本高速道路への移譲も視野に入れるべきだ」との提案もあった。[br][br] 県によると、22年3月の債務残高は総額39億6千万円の見通し。徴収期間を10年間延長した場合、県からの出資金19億3千万円を除いた、銀行と県からの借入金は完済できる見込みという。