三陸道・洋野種市ICフル化へ 国交省が計画変更

国土交通省は15日までに、三陸沿岸道路の洋野種市IC(インターチェンジ)について、上下線の両方面から乗り降りできるフルICに計画変更する方針を固めた。現在は1方面からしかアクセスできないハーフICで、地元がフル化を要望していた。2021年度.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 国土交通省は15日までに、三陸沿岸道路の洋野種市IC(インターチェンジ)について、上下線の両方面から乗り降りできるフルICに計画変更する方針を固めた。現在は1方面からしかアクセスできないハーフICで、地元がフル化を要望していた。2021年度に事業化する見込みで、完成時期は未定。[br][br] 東北地方整備局によると、追加の事業費は約30億円。同ICの形状を変更して久慈方面からの降り口、久慈方面への乗り口を新たに整備し、南向きICの機能を追加する。[br][br] 同町平内地区に防災拠点が整備されることを踏まえ、災害時に後方支援拠点となる内陸の二戸市などから同町へ、南側から向かうルートを確保する。みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークを活用した広域周遊観光も促進する。[br][br] 同町内の三陸道のICは洋野種市、洋野宿戸、洋野有家の3カ所。いずれもハーフICで、町はフル化を要望していた。[br][br] 三陸道は、昨年12月に階上IC―洋野種市IC間が開通。残る区間は野田―普代間を除いて3月末までに開通し、年内に八戸市―仙台市間の総延長359キロが全線開通する予定。