三菱製紙第3四半期決算 売上高18・6%減、純損失32億4千万円

八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は10日、2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比18・6%減の1189億1500万円。純損失は赤字幅が膨らみ、32億4千万円(前年同期は6億円)となった。.....
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 八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は10日、2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比18・6%減の1189億1500万円。純損失は赤字幅が膨らみ、32億4千万円(前年同期は6億円)となった。[br][br] 新型コロナウイルスの影響による国内外の経済環境の悪化に加え、外出自粛やイベント中止などで印刷・情報用紙の需要が減退。画像出力用のイメージング分野も打撃を受けた。[br][br] 原料・燃料の価格安やコスト削減などの効果があった一方、製品の販売数量が減少した影響が大きく、営業損益は26億2600万円の赤字、経常損益は22億2600万円の赤字を計上。前年同期はそれぞれ、7億3700万円と11億800万円の黒字だった。[br][br] 八戸工場を核とした紙・パルプ事業全体の業績は、売上高が15・8%減の926億2300万円、営業損益が16億2500万円の赤字(前年同期は1億1600万円の黒字)となった。[br][br] 一方、同社は首都圏などに再発令された緊急事態宣言の影響などを踏まえ、21年3月期通期(20年4月~21年3月)の連結業績予想を下方修正した。売上高は50億円減の1600億円に見直したほか、損益面はそれぞれマイナス幅を10億円拡大し、営業損失20億円、経常損失10億円、純損失20億円とした。年間配当金予想も無配に修正した。